ステップワゴンの広い空間を利用して、ご家族で車中泊の旅を楽しまれているオーナーも多いのではないでしょうか?さらにミニバントップクラスの低燃費ですから、ファミリーカーとして、とても人気があるミニバンです。

ただ、そこそこ不具合事例が多いです。

この記事は、ステップワゴンの不具合故障事例が載っています。

この記事を読むことで

・ステップワゴンの不具合故障の原因がわかります

・修理して乗り換えるべきなのかの指針になります

四代目ステップワゴンによくある不具合故障事例一覧

国土交通省に寄せられている四代目ステップワゴンの情報数114件をカテゴリーに分けると、以下のようになっています。

1.エンジンの不具合:43%

2.車体の不具合:22%

3.ミッションの不具合:8%

4.その他:17%

参考:国土交通省 自動車のリコール不具合・不具合情報(2017年8月15日時点)
http://carinf.mlit.go.jp/jidosha/carinf/opn/index.html

エンジン関連不具合の情報が圧倒的に多く、次いで車体の不具合の情報、ミッションの不具合という状況です。

その内容を見ると、エンジン関連では「エンジンオイルの消費量が多い」という不具合が圧倒的に多く、次いで「エンジンが停止する(エンスト)」です。

車体関連は「車体が振動する」という不具合が多いです。いわゆるジャダーとよばれる不具合です。ミッションの不具合情報も、ジャダーの発生を訴える情報が多いです。

ネット上の口コミでも、これらの不具合を訴えるオーナーが多く、四代目ステップワゴンのオーナーは注意が必要です。

これらの不具合の内容と修理にかかる費用や期間について詳しく解説していきます。

「エンジンオイルの消費量が多い」

四代目ステップワゴンで最も報告が多い不具合が「エンジンオイルの消費量が多い」です。その内容を詳しく見ていきましょう。

不具合の概要

エンジンオイルがどんどん減ってしまい、エンジンルームから「カラカラ」と音がしてきたり、エンジンオイルの警告灯が点灯したりします。

エンジン内部のエンジンオイルは、エンジンの熱で気体になります。エンジンオイルが気体になって減ることは通常ですが、減る量が多すぎるのがこの不具合です。

この不具合によって起きる最悪の事象は、エンジンオイルが空っぽになり、エンジンが焼き付いてしまうので、定期的にエンジンオイルの量をチェックしておくことをおすすめします。

不具合の原因

エンジンオイルの消費量が多くなる理由は、ピストンリングと呼ばれる部品にエンジンオイルが溜まり、エンジンの高熱によってどんどん蒸発を促されるからです。

メカニズムを簡単に説明していきます。

エンジンの内部にあるエンジンオイルの役割は、部品どうしの摩擦を和らげ、部品の摩耗で発生する汚れを吸着し、エンジンの性能を保つことです。

エンジンオイルは多すぎてもエンジンのピストン性能が低下します。そこでエンジンオイル量の調節が必要になります。

その調節を行うのが、ピストンリングという部品なのですが、汚れカスが付着してエンジンオイルを調節できなくなることがあります。

するとピストンリングにエンジンオイルが溜まり、エンジンの高い熱でどんどん蒸発させられ、エンジンオイルがみるみる減ってしまうのです。

修理費用

2013年にメーカーが保証延長をアナウンスしています。条件に合致していれば無償で修理を受けることができます。その条件は、「新車を登録した9年以内」の車両であること。

まだ購入してから9年以内だと安心はできません。保証延長は、リコールと違って不具合が発生する前に部品交換をしてもらうことができません。

そのため、現時点で新車登録から9年以内であっても、不具合が発生したときに9年を超えていれば有償修理になります。

修理方法は、エンジンを分解して修理するか、エンジンを交換するかのどちらかになります。

その修理にかかる費用は概算で以下のようになり、いずれも高額な修理費用が必要になると考えておかなければいけません。

1.エンジン分解修理:工賃含め20万円以上
2.エンジン交換:工賃を含め約50万円

修理期間

修理期間は7日程度が必要です。

ただしエンジン交換の場合、新しいエンジンの調達に時間がかかるケースもあり、2週間から3週間待たなければいけないこともあります。新しいエンジンの納期の確認とエンジン交換にかかる日数を事前に確認しておきましょう。

「エンジンが停止する(エンスト)」

四代目ステップワゴンにおいて、「エンジンオイルの消費量が多い」に次いで多い不具合が、「エンジンが停止する」いわゆるエンストです。なぜ四代目ステップワゴンのエンジンが止まるのか詳しく解説していきます。

不具合の概要

四代目ステップワゴンで報告されているエンストは、停止している状態から発進したときなど、アクセルを踏んだときにエンストが起こっています。

また、エンストはしないまでも、アクセルを踏んでも加速せず、不自然な振動や異音を発生させる場合もあります。

走行中のエンストは後方からの追突など、事故のリスクが高い不具合です。

不具合の原因

エンジンの動きはコンピュータープログラムで制御しています。

そのプログラムの設定に問題があり、アクセルを踏んでも燃料が十分に噴射せずエンジンが正常に動かなくなります。エンストや振動が起こります。

修理費用

メーカーの保証期間は「新車登録から3年以内もしくは6万km以内」です。

メーカーからのリコール等のアナウンスがないため、保証期間を越えている場合は有償修理になります。

修理の内容は、コンピュータープログラムの更新で、その費用は以下のようになります。
ただし、エンストした後に再始動しなければ、レッカー台などの諸費用が必要です。

プログラム更新費用:約2,000円

修理期間

修理時間としては、30分あれば完了します。

まだ一度もプログラムを変更したことがない場合は、プログラムが最新になっていない場合もあります。

エンストや振動が起こる前に、お近くのディーラーや修理店で、プログラムのバージョンを確認してもらうことをおすすめします。

車体が振動するジャダー

四代目ステップワゴンにおいて、車体関連に発生する不具合で多く報告が上がっているのが車体の振動です。いわゆるジャダーとよばれる不具合です。

なぜ四代目ステップワゴンでジャダーが起きるのかを解説します。

不具合の概要

時速20kmから30kmの低速で走行中に「ドドドッ」「ガクガク」「ダダダッ」といった振動が車体やハンドルに起こります。この事象をジャダーとよびます。

ミッションで振動が発生し、その振動が室内やハンドルに伝わってきます。この不具合がすぐに事故や故障につながることはありませんが、かなりの不快を感じながら運転することになります。

不具合の原因

CVT(Continuously Variable Transmission)というミッションの内部で異常な摩擦作用が起き、それが振動になります。

CVTミッションは、エンジンが回転させる円盤とCVT側の円盤を摩擦させながら、回転力を受け取っています。

この二つの円盤がうまく当たらないと、正常な摩擦が行われず、振動を引き起こします。

修理費用

CVTやエンジンを制御しているコンピュータープログラムのアップデートや、CVTのミッションオイル交換が主な修理内容です。

この不具合も、メーカーの保証期間は「新車登録から3年以内もしくは6万km以内」です。メーカーからのリコール等のアナウンスがないため、保証期間を越えている場合は有償修理です。

修理の内容は、コンピュータープログラムの更新とCVTオイルの交換で、その修理にかかる費用は概算で以下のようになります。

1.コンピュータープログラムの更新:約2,000円
2.CVTのオイル交換の場合:工賃を含め約15,000円

CVTオイルはホンダ車専用の必要ですので、お近くのディーラーやホンダ車を取り扱う修理店で交換してもらうことをおすすめします。

また修理に関して注意をしておくべきことが1点あります。それは一度で直らないことがあるということです。

ジャダーの改善は、一度で直ることもあれば、何度も再発するケースもあります。メーカーによる根本的な対策がなく、発生する度にCVTオイル交換で対応するほかありません。

修理期間

修理にかかる期間は一般的には以下のようになります。

1.コンピュータープログラムの更新:15分~30分
2.CVTのオイル交換の場合:1時間~2時間

コンピュータープログラムの更新は比較的に短時間で完了しますが、CVTオイルの交換は少し時間がかかります。余裕をみて半日程度は車を使うことができないと考えておくべきです。

ステップワゴンの不具合故障事例の最後のまとめ

ステップワゴンは両側のスライドドアがあってとても便利です。スライドお子さんがまだ小さなご家庭では重宝します。ただ、スライドドアにも不具合が多いです。

走行距離が増えてくると、ボディーが少なからず歪みます。

この歪みによって、スライドドアとボディーの間でギシギシときしみが発生します。すごく気になります。

異音や振動の不具合は車検項目ではありませんが、精神衛生上良くないのは確かです。運転の妨げになったり、気が散ったりする大きな要素になります。

車検を考えておられる方は、エンスト・振動・異音の不具合が発生する前に、一度ステップワゴンの査定をしておくことをおすすめします。

走行距離が短く、車検までの日数が残っているほうが、買い取り価格は優位になることはもちろん、不具合はいつ起こるかわかりません。

不具合が発生したときに、査定によって車の価値を頭に入れておくだけで、ディーラーの営業マンに乗せられず、自分にとって最適な判断ができるはずです。